188体育

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総合型選抜1期受験ガイド
総合型選抜1期を理解しよう! 受験までにどんな準備をしたらいい?

ADMISSIONS

9月に実施する総合型選抜1期(旧AO入試)。
1年間で最も早い時期に行われるこの入試では、毎年多くの受験生が参加し、大学の学びや雰囲気を理解したうえで、京都精華大学への進学を決めています。

このページでは、総合型選抜で行う体験授業の内容や入試対策について、学科?コース単位でご紹介します。

「総合型選抜1期」とは?

 総合型選抜1期の試験では、入学後の授業の内容や雰囲気、どんな教員から学ぶのかを理解できます。
 参加の前(エントリー期間)に「自己推薦書」、出願時に「学びの計画書」の提出が必要です。
 「自己推薦書」の内容、「体験授業」「小論文?面接」の結果から総合的に評価します。
 すべての学科?コースから2つまで併願できます。
 体験授業の実施日は2日間設けています。2日間の内容は同じです。同じ学科やコースを2回受験することはできません。
 出願手続きまでは専願ではありません。体験授業の受講後に出願認定の可否通知が届きます。出願した後は専願となります。
 

こんな人におすすめの入試です。

 京都精華大学が第一志望
 大学の授業の雰囲気を知りたい
 2つのコースで迷っている
 少しでも早く合格したい

 入試日程

名称?日程 試験日 試験科目 会場
総合型選抜 1期 2023年9月17日(日)
2023年9月18日(月?祝)
※両日とも同じ内容です。いずれか1日を受験することになります。
事前提出課題(自己推薦書)
体験授業
本学(京都) 詳細>

エントリー

2023年9月1日(金)0:00~2023年9月5日(火)23:59

事前提出課題(自己推薦書)を提出します。
● 内容は、当日のプログラムとあわせて評価の対象となります。
● 入力はインターネット「マイページ」から行います。
エントリーのときは入学検定料はかかりません。(体験授業を受講した後、出願するときに必要です)
高校からの推薦書は必要ありません。

エントリーに関するお問い合わせ先
京都精華大学 入学グループ
Tel 075-702-5100

事前提出課題の内容

自己推薦書

あなたが行ってきた活動をなるべく具体的に紹介してください。
また、その活動の成果や活動を通じて学んだ事などを述べてください。 
学校での学習、課外活動、特技、趣味など、紹介する活動の種別は問いません。
志望するコースが2つの場合は、それぞれの「自己推薦書」が必要です。
入力は、「インターネット出願ページ(マイページ)」から行います。

出願時の書類審査

学びの計画書

プログラムに参加して、あなたが学んだこと、気づいたこと、興味を持ったことや、それをふまえて入学後にどのように学びたいかについて800 字程度(上限1200 字)で記述してください。

総合型選抜1期の内容と対策

日程:2023年9月17日(日)、2023年9月18日(月?祝)

学部 試験時間
国際文化学部
188体育
人間環境デザインプログラム
13:00?17:30(集合時間 12:30)
芸術学部
デザイン学部
マンガ学部
10:30?17:30(集合時間 10:00)

京都精華大学へのアクセス方法
スクールバス時刻表

入試対策
各学科?コースの当日のプログラムの内容と対策を紹介します。
※ 総合型選抜の対策は、あくまで参考としてご覧ください。事前課題ではありません。
※ ポートフォリオ審査は行いません。

国際文化学部

人文学科

試験の内容

「グローバルな視点から日本を掘り下げてみよう」
人文学科では、1 年次にはグローバルな視野のもとで自文化について理解を深め、2 年次からは「文学」「歴史」「社会」「日本文化」の4つの専攻に分かれてより専門的に学ぶことで、自分の問題意識を深めていきます。この体験授業ではまず、「共通テーマ」について4専攻すべてのレクチャーを受け、人文学の学びの多様さ、幅広さを体感してもらいます。
レクチャー中に感じた疑問や質問に対して、レクチャー担当者からフィードバックを受けたうえで、改めて「共通テーマ」について自分が考えたことを小論文にまとめます。最後に、教員との面談によって、自身の興味?関心や学びたい意欲と、学科の学びとのつながりを確認します。学び、考え、そして他者に向けて発信するという人文学科での学びのプロセス全体を体験する授業です。

● 取り組むこと
レクチャー、小論文、面談

時間割 12:30 集合
13:00 レクチャー
14:15 休憩
14:30 講義担当者からのフィードバック
15:00 小論文と面談(途中休憩あり)
17:30 終了
試験に持参できる用具 筆記用具(鉛筆やシャープペンシル、消しゴム)、鉛筆削り(小型のもの、鉛筆使用者のみ)、15㎝程度のものさし、メモを取るためのノート(事前に書いたスケッチ、メモ等は持ち込み不可)。
その他の用具?材料などは本学で用意します。

● 評価のポイント
? レクチャーの内容を理解しようとしているか
? レクチャーの内容を参考にしながら自分の意見を練り上げ、それを丁寧にわかりやすく他者に伝えようとしているか
? 学科の学びを理解したうえで、より深く学ぼうとする意欲と能力があるか

先生からメッセージ

 どんな人を求めていますか?
?さまざまな時代に書かれた日本の文学作品に興味がある人
?偉人だけでなく「庶民の歴史」に興味がある人
?今の社会に疑問を持っている人
?日本や海外の文化に興味がある人
?日本社会あるいは日本文化に関心がある人
?人間とは何か、自分とはどのような存在か、という問いを追究したい人
 
 いまから総合型選抜までにどんな準備をしたらいいですか?
レクチャーの内容や他の人の意見を吸収するためには、日ごろから自分の興味?関心の幅を広げておくことが大切です。まずは、身の回りで起こっているニュース(時事問題や社会問題など)に、アンテナを張ってください。おススメなのは、オリジナルのニュース?スクラップ?ノートの作成です。好きなノートを1冊用意し、左側のページに自分が気になったニュースの新聞記事(新聞が手に入らない人はネット記事)を貼り、右側のページに、それを読んでわかったことや、自分の意見を書いてください。記事のなかにわからない言葉や単語があれば意味を調べて、それもノートに書くと良いでしょう。まずは、1週間に1つの記事を取り上げるぐらいのペースで考えてみてはどうでしょうか。自分の意見を自由に表現するだけでなく、他者の考え方や意見を理解し、自分の視野や思考が柔軟に広がっていくような、わくわく体験をするつもりで臨んでください。

グローバルスタディーズ学科

試験の内容

「フィールドワークから他者を知る」
グローバルスタディーズ学科では、4 年間の間に少なくとも2度の海外フィールドワークを行います。フィールドワークは「旅行」とは大きく異なります。本や映像で目にした社会の中に実際に入り込み、同じ生活空間を共有することで、他者の生活を体験し、書物や映像からだけでは知りえない地域や社会を知り、理解することを目指します。体験授業では、まず、フィールドワークの方法やグローバルな課題についての小レクチャーを受けます。レクチャーを通して得た情報をもとに、自分の考えをレポートにまとめます。最後に、教員との面談によって、レクチャー内容や自分の考えについてより深く探求するとともに、自らの興味?関心や取り組みたいことと、学科の学びとのつながりを確認します。この授業は、フィールドワークを通した実地的で多様な視点を学び、自ら考え、他者に伝えるというグローバルスタディーズ学科での学びのプロセスを体験するものです。
 
● 取り組むこと
レクチャー、小論文、面談

時間割 12:30 集合
13:00 レクチャー
14:30 休憩
14:45 レポート作成、面談(途中休憩あり)
17:30 終了
試験に持参できる用具 筆記用具(鉛筆やシャープペンシル、消しゴム)、鉛筆削り(小型のもの、鉛筆使用者のみ)。


● 評価のポイント
? レクチャーを通じて得た知識をもとに、より深い問いを見つけ出すことができるか
? レクチャーの内容を参考にしながら自分の意見を練り上げ、それをわかりやすく説明しようとしているか
? 知識の多さではなく、話を聞く力、問いを見つける力、人に伝える力があるか

先生からメッセージ

 どんな人を求めていますか?
異なる地域や国、文化に飛び込んでみたい、世界各地のさまざまな人びとの視点を学び、かつ、自分自身の視点を見つけたい、国内外においてグローバルな社会で活躍したり表現したりしたいなど、海外を視野に入れて新しいことに挑戦したい人におすすめします。
 
 いまから総合型選抜までにどんな準備をしたらいいですか?
行ってみたい国や地域を1つ選び、地図や詳しい案内図、写真や絵を集めて、スクラップしたり壁に貼ったりして眺めてみてください。そして、その土地に関係する旅行記や滞在記、民族誌や小説、新聞記事などを読んだり、ニュース番組やドキュメンタリー映画などを見たりしてください。そこからあなたは何を感じ、どんなことに関心や疑問を持ちますか?あなただったらどんな経験をしてみたいと思いますか?現地の人たちに何を聞いてみたいですか?どんなことを現地の人たちと一緒にやってみたいですか?これらを文章にして書きとめ、また、家族や友達?知人に話してみてください。
総合型選抜1期では本学科の教員が複数名、それぞれの専門地域でのフィールドワークやそこで得た知見について講義します。事前に上記のことを受験生のみなさんが各自でしておけば、授業の受講や教員との面談、レポートの執筆にも、きっと役に立つはずです。

188体育

メディア表現学科

体験授業の内容

「コンテンツ配信の企画を通して、メディアの活用、情報の伝達、問題解決を学ぼう」
188体育では、理系?文系という括りを超えて、社会や表現に関する問題の発見?解決に必要な情報の整理、意思決定の方法、コンテンツ制作やサービス開発を学びます。この体験授業では、コンテンツ配信など、具体的事例について考えることで、そのための基礎となる「情報の整理、意思決定、モデル化、可視化」を行います。体験授業は、内容に関するレクチャー、グループによる問題の発見?解決、個人による問題の発見?解決から構成されています。
教員から課題についてアドバイスを受ける機会もあります。参加にあたっては、専門的な知識などは必要ありません。この体験授業を通じて入学後の学びを理解しましょう。
 
● 取り組むこと
レクチャー、グループワーク
 
時間割 12:30 集合
13:00 レクチャー①
13:20 個人ワーク
15:00 休憩
15:20 レクチャー②
15:40 グループワーク
17:20 諸注意
17:30 終了
試験に持参できる用具 筆記用具(鉛筆やシャープペンシル、消しゴム)、鉛筆削り(小型のもの、鉛筆使用者のみ)、15㎝程度のものさし、メモを取るためのノート(事前に書いたスケッチ、メモ等は持ち込み不可)。
その他の用具?材料などは本学で用意します。

● 評価のポイント
? レクチャーの要点を適切に手元のノートなどに記録できているか
? グループワーク、個人ワークのそれぞれについて、与えられた条件などの情報整理ができているか
? 整理された情報から意思決定に至るまでのプロセスが記述できているか
? 解決策に至る方法が独創的かつ実用的で、他の人に分かりやすくモデル化および可視化されているか
グループワークいおいて
? 他の人とコミュニケーションが取れているか
? リーダーシップを発揮しているか
? 解決に向けて寄与しているか

先生からメッセージ

 どんな人を求めていますか?
メディア表現学科では、自分が生み出す映像や音楽、情報が社会にどのようなインパクトや影響を与えられるか、という点を重視しながら学びます。映像や音楽、プログラミングやデータサイエンスの力を使って、どんな社会を創造していきたいか、そこに興味を持つ方にメディア表現学科をおすすめします。

 いまから総合型選抜までにどんな準備をしたらいいですか?
問題を発見したり、解決したりするためには、与えられた情報を整理することが必要です。そのためには普段から人の話を聞いたり、資料を読んだりした際に必要なことをメモする習慣を身につけると良いでしょう。さらに、メモを見ながら内容をわかりやすく図解したり、モデル化したりすることによって、問題の本質や解決への糸口が見えてきます。このようなことを個人で行ったり、グループで行ったりすることで問題を発見?解決する力が向上します。また、そのプロセスを記録しておくことで同様の問題に素早く対応できるようになります。
たとえば好きな配信サービス、あるいは最近気になっているコンテンツについて調べて、情報を整理?図解して家族、友人、知人に説明してみる。あるいは人気のYouTuberについて友人から聞き取りをし、内容を整理して、その人気の原因を考えたりすると良いと思います.こうした日常の生活の中での学びが体験授業でも生きてくるでしょう。

芸術学部

造形学科

体験授業の内容

「「作る自分に出会うこと」立体作品と平面作品の制作を行います」
芸術の基礎的な制作手法で作品を制作します。好奇心、探究心を発揮して、潜在的な創造力を引き出すことに挑戦します。
(1) 与えられたモチーフをよく観察して粘土で立体作品を制作
(2) 制作した立体作品をもとに、鉛筆やコンテを使った描写
(3) 制作した作品について簡単に制作意図を説明
対象を捉える2つの方法を体験して、あなたの感性と可能性を探りましょう。教員からのアドバイスを受けながら作品を創造するプロセスを学びましょう。
完成した作品を介して自分の考えや感情を相手に伝えること、作品を鑑賞して相手を理解することを体験します。美術の経験がなくても意欲があれば積極的にチャレンジしてください。
 
● 取り組むこと
制作、発表
 
時間割 10:00 集合
10:30 与えられたモチーフを観察して粘土を使って造形しよう
    (粘土の使い方 - 制作 - 完成 片付け)
12:30 休憩(昼食)
13:30 完成した粘土造形を描写しよう
    (コンテの使い方- 制作- 完成- 片付け)
16:30 作品講評(出来上がった作品を見てみよう- 制作意図を話そう)
17:30 終了
試験に持参できる用具 使い慣れたデッサン用具(なければHB ?6B の鉛筆を各数本)、消しゴム(練り消しゴム含む)、鉛筆削り(小型のもの)、メモを取るためのノート(事前に書いたスケッチ、メモなどの持ち込み不可)、タオル、体操着?作業着?エプロンなど汚れてもよい服装。
その他の用具?材料などは本学で用意します。

● 評価のポイント
? 新しい領域や多様な表現に対して意欲的に取り組めているか
? 創作することに強い関心と興味を持つことができるか
? 他者の表現や作品を理解できるか

先生からメッセージ

 どんな人を求めていますか?
好奇心旺盛で、どんなことにも挑戦する人ですね。自分以外の人たちの意見や考え、育ってきた環境の違いを尊重しあえる、そんな人に来てほしいと思っています。

いまから総合型選抜までにどんな準備をしたらいいですか?
総合型選抜は対象のモチーフを粘土で制作して、その粘土作品をモチーフとしてデッサンします。短い時間で2種類の作品制作ですので、細部にこだわらずにつくる?描く訓練が必要です。目で見て観察するだけではなく、手で触って観察する経験を繰り返してください。
(1)興味のあるモチーフを選び、粘土で造形してみましょう。少々荒っぽくても大丈夫です。その粘土作品を5枚ぐらいクロッキーして構図を比較します。この作業を、質感の違う他のモチーフを使って5種類以上チャレンジしてください。(粘土作品は写真で保管)
(2)全てのクロッキーをチェックして、良いところ悪いところを自己分析し、今度は時間を延ばして粘土造形とデッサンを繰り返してください。鉛筆だけで描く、コンテだけで描く、鉛筆とコンテを併用して描くなど、描き方を工夫することをおすすめします。
 

デザイン学部

イラスト学科 イラストコース

体験授業の内容

「「ことばからのイラスト」 ?あたえられた「ことば」からイメージしてイラストを描こう!?」
与えられた「ことば」から、自由にイメージを膨らませてイラストを描きます。
? アンケート:主にイラストやデザインに関連した内容を、Q&A 形式で実施します。
? レクチャー:制作するためのポイントやアドバイスをします。
? 実制作:A4 サイズの画用紙に描きます(制作時間:2時間30 分)。
? 作品講評:教員が仕上がったイラストについて講評します。
 
● 取り組むこと
アンケート、レクチャー、作品制作
 
時間割 10:00 集合
10:30 アンケート
11:30 「ことばからのイラスト」レクチャー
12:00 休憩(昼食)
13:00 「ことばからのイラスト」実制作開始
15:30 実制作終了
15:40 作品講評
17:30 終了
試験に持参できる用具 各自が作品制作に使う画材(アクリルガッシュ、ポスターカラーなどの水溶性絵具、筆、筆洗、パレット、色鉛筆、サインペン、マーカーなど)、鉛筆やシャープペンシル、鉛筆削り(小型のもの、鉛筆使用者のみ)、消しゴム(練り消しゴム含む)、メモを取るためのノート、画板(カルトン)。
その他の用具?材料などは本学で用意します。

● 評価のポイント
? 描画力
? 想像力
? 構成力
? 取り組む姿勢

先生からメッセージ

 どんな人を求めていますか?
イラストコースには色々な人が集まります。「絵を描くことが好きな人」「デザインに興味がある人」「オシャレなものやカワイイものに目がない人」「流行に敏感な人」……。
イラストの表現スタイルは多様です。自分らしさを意識して、楽しんで描いてください。
 
 いまから総合型選抜までにどんな準備をしたらいいですか?
ラクガキ、スケッチなどで良いので、常に手を動かして描くことを心がけてください。さらに、入試では「ことば」からイメージして描くので、たとえば曲名や歌詞、小説などの文章からイメージを膨らませて、イラストを描くトレーニングをすると良いと思います。

ビジュアルデザイン学科 グラフィックデザインコース

体験授業の内容

「色彩構成力をレベルアップさせ、グラフィックデザインに触れる授業 ?「カラーグラフィック?バッグ」をデザインします?」
グラフィックデザインとは、さまざまな図像と文字(ことば)を組み合わせ、素材に展開することで豊かな表現となり、人々の心に響くようデザインしていくプロセスをいいます。この授業では最初に、「セイカいろがみ」を用いた配色の考え方をレクチャーし、色彩構成作品を制作します。次にその作品をデジカメで撮影、パソコンにてタイトル文字と合わせてレイアウトした後、プリンターで出力し、トートバッグに転写します。色と形の組み合わせを楽しみながら、「造形(素材)→構成(デザイン)→展開(発信)」というグラフィックデザインのプロセスとエッセンスを学びます。
 
● 取り組むこと
レクチャー、制作、企画設計、発表
 
時間割 10:00 集合
10:30 レクチャー
11:30 制作①
12:30 休憩(昼食)
13:30 制作②
16:00 作品発表
17:00 まとめ
17:30 終了
試験に持参できる用具 筆記用具(鉛筆やシャープペンシル、消しゴム)、鉛筆削り(小型のもの、鉛筆使用者のみ)、メモを取るためのノート(事前に書いたスケッチ、メモなどは持ち込み不可)、汚れてもよい動きやすい服装。
制作に必要な用具?材料などは本学で用意します。

● 評価のポイント
? 作品
? 制作姿勢
? 教員とのコミュニケーション
? 発表
これらを総合的に評価します

先生からメッセージ

 どんな人を求めていますか?
グラフィックデザインは、まだまだいろいろな可能性にあふれています。グラフィックデザインコースでは身のまわりの世界をもっと美しくしたい、楽しくしたい、面白くしたい、もっと心地よくしたいなど変化させたい気持ちが溢れている人たちを求めています。そんな多様で個性的な仲間が集まり、好奇心全開で「新たなグラフィックデザイン」を発見、探究する場がグラフィックデザインコースであることを願っています。世の中に「うきうきする変化」を与えたい人たちに強くおすすめしたいです。

 いまから総合型選抜までにどんな準備をしたらいいですか?
入試では色彩構成力をレベルアップさせることに挑戦してもらいます。その準備として、身のまわりにある気になった「色のかけら」たちを収集して欲しいです。たとえばスポーツ新聞の見出し部分、チラシの一部分、食品?お菓子のパッケージ部分、マンガ雑誌のタイトル、葉っぱなど。色がついている紙や自然物をハサミで切り取り集めて、切り取った「色のかけら」を空き箱にたくさん入れて貯めてみてください。そして貯めた「色のかけら」を使って、小さめのクロッキー帳などに10センチ角の正方形画面に、のりで貼って組み合わせてください。この過程を繰り返し継続して1冊の「色のかけら:組み合わせ手帖」を制作してほしいです。色のかけら集め、組み合わせ手帖の制作により、「色彩」へのアンテナづくり、偶然の色組み合わせ、色彩感覚を鍛える「カラーエクササイズ」として挑戦してみてほしいです。

ビジュアルデザイン学科 デジタルクリエイションコース

体験授業の内容

「メッセージスタンプをデザインしよう!」
LINE やFacebook などのSNS で使われる「メッセージスタンプをデザインする」体験授業です。最初に皆さんの地元の特徴を活かしたオリジナルキャラクターを制作します。その後、そのキャラクターを喜怒哀楽などにバリエーション展開し、メッセージスタンプとしてデザインします。最後にデザインしたスタンプを発表し、アイデアを参加者で共有します。ゲームやアプリ、ムービーやインターネットサービス、VR(バーチャル?リアリティ)などのデジタル技術を使って、人とコミュニケーションすることに興味がある人に向けた体験授業です。
 
● 取り組むこと
レクチャー、制作、発表
 
時間割 10:00 集合
10:30 レクチャー
10:45 制作
12:30 休憩(昼食)
13:30 制作
14:45 休憩
15:00 発表
17:00 まとめ
17:30 終了
※ 参加する人数によって制作?発表の時間は変更されます
試験に持参できる用具 筆記用具(鉛筆やシャープペンシル、消しゴム)、鉛筆削り(小型のもの、鉛筆使用者のみ)。
その他の着彩用具(サインペン、色鉛筆)?材料などは本学で用意します。

● 評価のポイント
? 制作する作品の内容
? 他者とのコミュニケーションの取り方
? 熱意を持って丁寧に取り組めているか

先生からメッセージ

 どんな人を求めていますか?
「新しい技術を活かして社会を楽しくしていきたい!」と考えている学生を求めています。デジタルツールなどの技術は入学後に学べるので、技術に自信がない人でも大丈夫です。

 いまから総合型選抜までにどんな準備をしたらいいですか?
自分の好きなスタンプの模写とそのスタンプの特徴を書き込んだ「スタンプスケッチ図鑑」をつくるのがおすすめです。積極的な観察とアウトプットの継続が表現力を高めてくれます。

プロダクトデザイン学科 プロダクトコミュニケーションコース

体験授業の内容

「これからの社会に向けて未来の暮らしを想像、創造しよう」
近年、さまざまな技術の発達により私たちの社会や暮らしは急速に変化しています。さらに、技術は日々進化しています。しかし、そうした技術の進化に対してそれをどのように活用すべきなのかということが追い付いていないのが実情です。この技術をどう使えばもっと便利、快適、素敵な社会や生活を実現することができるか?それを考えるのもプロダクトデザイナーの腕の見せどころです。体験授業では提示されたテーマに対して、いつ、どんな人が、どんな場所で、どのように使うのか?さまざまな視点から仮説を立ててもらいます。これからの我々のより良い暮らしや社会生活にどんな知恵や用途?機能があったら良いのかを打ち出してください。1つの疑問や仮説から生み出す「未来をデザインすること」を体験しましょう。
 
● 取り組むこと
レクチャー、課題解決、企画設計、発表
 
時間割 10:00 集合
10:30 レクチャー①
11:00 制作①
12:30 休憩(昼食)
13:30 レクチャー②
14:00 制作②
16:00 発表
17:00 まとめ
17:30 終了
試験に持参できる用具 筆記用具(鉛筆やシャープペンシル、消しゴム)、鉛筆削り(小型のもの、鉛筆使用者のみ)、メモを取るためのノート(事前に書いたスケッチ、メモなどは持込み不可)。
その他の用具?材料などは本学で用意します。

● 評価のポイント
? 提示されたテーマから、問題点や未来像を実感することができたか。そこから柔軟にアイデアの展開を十分に行うことができたか。さまざまな視点から自分なりの切り口をたくさん見出すことが重要です。
? アイデアから魅力的かつ説得力のある提案にまで持っていくことができたか
? 自分の提案を他者に伝えることができたか
? 何より、誰かや自分自身が幸せになる提案ができたか

先生からメッセージ

 どんな人を求めていますか?
私たちの生活を彩る日用品から文房具、家電や車といった工業製品を自らのデザインで生み出したいと目的をもっている人。一方で、商品の企画やプレゼンボード、カタログやムービー制作など、企画やマーケティング、グラフィックデザインのスキル、またデジタルファブリケーションなど先端技術やプログラミングといった様々なデザインの要素を学ぶことができるので、どんなデザインをしたいかまだ決まっていない、今後様々な分野を経験して自分の特性を見極めたいと考えている人にもおすすめです。
 
 いまから総合型選抜までにどんな準備をしたらいいですか?
日々の暮らしのなかで不便に思うことについて、もっとこうなったら便利で素敵になるのでは、と常に想像してください。普段、当たり前だと思っていることは、自分自身がその不便さや魅力に気付いていないだけかもしれません。何かいいな、何かいやだなと感じたとき、なぜそう感じるのか、その理由を常に考えてください。そして自分なりの視点、自分ならもっとこうするというアイデアをなるべくたくさん忘れないように描き留めてください。デザインを考えると世界が今までと違って見えるはずです。

プロダクトデザイン学科 ライフクリエイションコース

体験授業の内容

「京菓子のパッケージをデザインしよう」
文化と伝統が息づく京都で、長い時を経て完成された繊細な芸術品、京菓子。その京菓子を、さらに魅力的に見せるためのパッケージをデザインしましょう。菓子の特長、生まれた背景や歴史、食べる人や場面を想定し、パッケージの形を検討していきます。もちろんネーミング(商品名)も考えて、イラストや色、文字も構成しましょう。一枚の紙(平面)からパッケージ(立体)を作る工程を通して、コース教育の特長である「平面から立体をつなぐデザイン」を体験します。あなたのデザインするパッケージが、モノの魅力を最大限に引き出し際立たせることで人々の暮らしを豊かに変えていく。そんな楽しみを発見する授業です。
 
● 取り組むこと
レクチャー、制作、発表
 
時間割 10:00 集合
10:30 ガイダンス?自己紹介
11:00 レクチャー
11:30 プランニング
12:30 休憩(昼食)
13:30 制作
16:00 発表?講評
17:30 終了
試験に持参できる用具 筆記用具(鉛筆やシャープペンシル、消しゴム)、鉛筆削り(小型のもの、鉛筆使用者のみ)。
その他の用具?材料などは本学で用意します。

● 評価のポイント
[作品]
? 意欲的に取り組めたか
? 自分なりのアイデアを展開できたか
? パッケージに求められる要素(保護、装飾、広告)を理解できたか
[発表]
? 自分のアイデアをわかりやすく伝えることができたか
? 他者の意見?発表を聞くことができたか

先生からメッセージ

 どんな人を求めていますか?
私たちの生活に関わるモノ?コト?空間のデザインに興味がある人。また、ものづくりが好きで、好奇心を持ち平面から立体、空間まで幅広く学びたい人に向いています。

 いまから総合型選抜までにどんな準備をしたらいいですか?
興味があるものをよく観察することです。どこが好きか、なぜ良いと思うのか、これを持っているとどう感じるか、など想像してみましょう。また、デパートのお菓子売り場などでパッケージをたくさん見て、20点ほどスケッチやメモをしてみましょう。

プロダクトデザイン学科 ファッションコース

体験授業の内容

「自分の気になる服をきっかけに、新しい服をデザインしてみよう」
この授業では、自分が持ってきた服を出発点にして、以下の流れで服をデザインします。
(1) 自分が持ってきた服がどのようなもので、なぜそれが気に入っているのかなどを他の受講者の前で発表し、他の受講者からの意見や質問をもらうことでその服に対する理解を深めてもらいます。
(2) その服を出発点にして、新しい服をデザインします。「出発点にする」というのが分かりにくいかもしれませんが、「もっとこうだったらいいのにな」と思う点を改良するのでも、その服に合わせるアイテムを考えるのでも、あるいは他の方法でも構いません。
(3) どのような服を作りたいのか考えてゴールを設定し、それに必要なリサーチを行い、さまざまな情報を整理し、教員と相談しながら具体的な形や機能に落とし込みます。
(4) 完成した服について発表をします。
これらの課題を通じて、デザインをどのように行うのか理解してもらいたいと考えています。
 
● 取り組むこと
レクチャー、企画設計、発表
 
時間割 10:00 集合
10:30 レクチャー
11:15 発表準備?発表?意見交換
12:30 休憩(昼食)
13:30 考案作業①
14:15 意見交換?考案作業②
15:15 発表?意見交換
17:00 まとめ
17:30 終了
試験に持参できる用具 筆記用具(鉛筆やシャープペンシル、消しゴム)、鉛筆削り(小型のもの、鉛筆使用者のみ)、メモを取るためのノート(事前に書いたスケッチ、メモなどは持ち込み不可)、着彩用具。
その他の用具?材料などは本学で用意します。
その他に持参するもの  課題の出発点にしたい服を1 着以上持参してください。お気に入りの服でも、思い入れのある服でも、気になる服でも、どんなものでも構いません。できれば現物が望ましいですが、写真などでも構いません。

● 評価のポイント
? 自分の考えを伝え、他者の意見を理解する[コミュニケーション力]
? 自分の興味や関心を分析して言語化する[思考力]
? 必要な情報を見つけてまとめる[情報整理力]
? なにかを起点に発想を展開する[表現力]

先生からメッセージ

 どんな人を求めていますか?
ファッション領域で自分の可能性を追求してみたい人、よりよい未来をデザインすることに関心がある人です。着るものや着ることによって、生活環境を快適にしてみたい。服を通じて、自分や誰かの印象を変えてみたい。そのように、ファッションによって世界を変えてみたい人はもちろん、今の自分や人間関係を変えたいともがいている人や、人を喜ばせたり驚かせたりすることが好きな人も、ファッションの分野と強い親和性を持っています。自分の新しい側面を発見したい、新しい価値を作りたい。そう感じている人は、京都精華大学で、ファッションやデザインの勉強を通じて「自分自身」をデザインしてみませんか。

 いまから総合型選抜までにどんな準備をしたらいいですか?
体験授業では、自分が持ってきた服を出発点にして、新しい服のデザインに挑戦します。
まずは、体験授業に持参する服を選びましょう。
「新しく服をデザインする」と聞くと、好きな色や形を考えることだと思うのではないでしょうか。それよりも、世の中の人に利益を提供できる方法を色々と考え、デザインの可能性を広げてみることと、何を目的にどの様な人のためにデザインしようとするのかを考えることから始めてみてください。
持参する服のどこに魅力を感じているのか、具体的に書きだしてみることをおすすめします。あなたが服に何を求めているのか、服によって着た人の生活を、社会をどう変えたいのか、手にしている服から考えてみましょう。
 

建築学科 建築コース

体験授業の内容

「学生会館の有効活用プロジェクト」
大学敷地内にある学生のための施設は、講演会などを開催できる大ホール、美術館のような大きな展示空間、異文化交流のためのラウンジや多国籍料理を提供するカフェ、自習するための空間、演劇や音楽演奏を発表する空間や台所などが設けられた、学生活動の中心的な場所です。外部には階の異なるテラスがあり、それらは地上と階段で結ばれ自由に行き来することができます。内部空間だけでなく外部空間を上手に活用することで、より魅力的な学生の居場所になりそうな場所です。そこで、学生会館の外部テラスの有効活用について考えてみましょう。現地を観察し、誰が、いつ、どのように使えると楽しく時間を過ごすことができるのか、その場所の特徴を活かしながら具体的にイメージしてデザインしてみます。
 
● 取り組むこと
レクチャー、調査、デザイン制作、発表
 
時間割 10:00 集合
10:30 レクチャー
11:00 現地の視察調査、提案アイデア作成
12:30 休憩(昼食)
13:30 各自アイデアの意見交換
14:00 各自アイデアの具体的なデザイン作業
16:00 各自アイデアの発表と意見交換
17:00 まとめと振り返り
17:30 終了
試験に持参できる用具 筆記用具(鉛筆やシャープペンシル、消しゴム)、鉛筆削り(小型のもの、鉛筆使用者のみ)。
その他の用具?材料などは本学で用意します。

● 評価のポイント
? 意欲的に取り組むことができたか
? 新しいデザインを提案することができたか
? 自分の提案内容を分かりやすく伝えることができたか
? 他者の意見や提案を理解しようとする姿勢を持っていたか

先生からメッセージ

 どんな人を求めていますか?
建築デザインに必要な視点は、身のまわりの環境に興味を持ち、提案しようとする姿勢を持つこと。人々が生活する環境をより良くしたいと考える人を求めます。

 いまから総合型選抜までにどんな準備をしたらいいですか?
テラスという場所は建築内部の空間とその周りの外の空間をつなぐ場所と言えるかもしれません。皆さんが通う学校の校舎にもきっとそういう場所があるはずです。テラスに内部で起こっている出来事が連続してあふれ出したらどうなるか、外部の開放的な雰囲気がテラスを介して内部にまで入ってきたらどうだろう。日常の学校生活の様々な場面で想像してみましょう。移動可能な家具を置いたり、ちょっとした屋根をかけてみる。そんな工夫次第で活用の可能性は拡がるはずです。街の風景にも目を向けてみましょう。日常生活の中にも様々なヒントが隠れています。内と外が明確に分断されるのでなく、内と外がつながることで何か魅力的な場所ができていないか、観察してみましょう。

マンガ学部

マンガ学科 カートゥーンコース

体験授業の内容

「与えられた言葉からイメージする1 枚の絵を個性ある発想と表現で完成させる」
カートゥーンコースといえば「動物園でのデッサン」や「夏休みの宿題クロッキー500 枚」を思い浮かべる人が多いと思います。オープンキャンパスでもそれらについてよく質問されます。それではなぜそれらが必要なのか、そもそもカートゥーンとは何なのかについてまず簡単な講義をします。それから各自、テーマに沿って制作を始めていきます。基本的に大学での学びは自主性が1つのポイントになります。制作中はこちらからも気になったことなど、それぞれの個性を見ながら声をかけてアドバイスをしていきますが、自らも迷ったり、わからないことがあれば積極的に教員とコミュニケーションをとってください。制作後、講評会をする予定です。
 
● 取り組むこと
レクチャー、制作
 
時間割 10:00 集合
10:30 レクチャー
11:00 制作
12:30 休憩(昼食)
13:30 制作
16:00 講評会
17:30 終了
試験に持参できる用具 筆記用具(鉛筆やシャープペンシル、消しゴム)、鉛筆削り(小型のもの、鉛筆使用者のみ)。
その他の用具?材料などは本学で用意します。
(2023/8/24訂正)
水溶性絵具(マーカー、サインペン、水溶性も含み色鉛筆は不可)、着彩用具(筆、筆洗、パレットなど)、アイデアスケッチ用紙、下描き用の筆記用具(鉛筆、消しゴムなど)、鉛筆削り(小型のもの、鉛筆使用者のみ)、メモを取るためのノート(事前に書いたスケッチ、メモなどは持ち込み不可)。その他の用具?材料などは本学で用意します。

● 評価のポイント
? 独創性のある発想と作画
? 積極的コミュニケーション力
? 画材を扱うテクニック
? 作品の完成度

先生からメッセージ

 どんな人を求めていますか?
カートゥーンコースでは、描くこと、表現すること、伝えること、こうした行為が好きな人を求めます。さらに、描いたもの、作ったものを使って、「何をしたいか」具体的な目標を持つ人を求めます。絵を仕事にしたい、表現で自己実現したい、好きなことを続けていきたいなどなんでも構いません。イラストレーターになりたい、アーティストになりたい、絵本作家になりたい、ゲームデザイナーになりたいなど、具体的なプランがあるとなお良いと思います。カートゥーンコースでは、みささんの目標に対して真摯に向き合い、一緒に夢を叶えるお手伝いをします。

 いまから総合型選抜までにどんな準備をしたらいいですか?
与えられた言葉によるテーマ(=イメージ表現。例えば昨年は「食」、過去には、「夢」など)からそれぞれ自由に発想を膨らませ、1枚の絵に表現して制作します。イメージしたものが他者に伝わるよう、描いてみる訓練をたくさん行いましょう。はじめは自己流で構いません。描く素材もいろいろ(鉛筆以外にも、マーカーやサインペン、水彩絵具など)試してみてください。スケッチブックは、大きさや紙質を変えてみたりするなど、体感を意識して取り組むと良いでしょう。
また、自由で豊かな発想ができるように、日頃からたくさんの経験や発見を積み上げてください。発想力は一朝一夕に身につくわけではありませんが、旅行に行く、美術館に行く、勉強や部活を一所懸命取り組む、誰よりも高校生活を楽しむ…など、自分だけの経験値を増やしましょう。

マンガ学科 ストーリーマンガコース

体験授業の内容

「マンガ制作実習 ?ストーリーマンガの基本?」
普段授業で行っている「教員から丁寧なアドバイスを受けながら」作品を制作する形で、日本の出版マンガの基本とストーリー作りを学びます。
体験授業では、ネーム構成と見開きについてのレクチャーを受けてから、提示されたテーマに合わせてアイデア出し→ 4 ページのネーム(マンガのための絵コンテ)作り→マンガ原稿用紙に下描き、までの制作を行います。制作途中で随時教員のアドバイスを受けることができるので、初心者は一からのノウハウを、経験者はスキルアップのためのポイントを学ぶことができます。
ストーリーマンガコースの学びの特徴である「マンガのプロフェッショナル(マンガ家?編集者)によるきめ細かな個別指導」をぜひ体験してみてください。
 
● 取り組むこと
レクチャー、制作
 
時間割 10:00 集合
10:30 授業説明、ネーム構成と見開き表現についてのレクチャー
11:00 ショートストーリー(4P)のアイデア出し、ネーム制作
12:30 休憩(昼食)
13:30 ネームの制作
14:30 下絵の制作
17:30 ネームと下絵の提出?終了
※制作時間には、随時教員に相談しアドバイスを受けられます
試験に持参できる用具 筆記用具 黒色のシャープペンシルまたは鉛筆(濃さはHB ?2B とする。色芯?色鉛筆の使用は不可)、消しゴム、鉛筆削り(小型のもの、鉛筆使用者のみ)、ノートやメモ類の持参は不可。
その他の用具?材料などは本学で用意します。

● 評価のポイント
? マンガ制作へ臨む姿勢
? 個別指導の受け止め方、アドバイスの活かし方などの本人の対応と制作意識(言語読解力を含める)
? 制作した作品の内容(アイデア力?構成力?画力などを総合的に判断)

先生からメッセージ

 どんな人を求めていますか?
オリジナルのストーリーを作りマンガを描きたい意欲のある人?日本のマンガ文化に興味を持ち探究心がある人?マンガを作るために必要なコミュニケーション能力があり、マンガで人を楽しませることが好きな人。

 いまから総合型選抜までにどんな準備をしたらいいですか?
鉛筆やシャーペンで短いページ(4P程度)のマンガを描いてみてください。できるだけ多くの短いマンガを描くことが重要です。描いたらあなたの周りにいる様々な人に読んでもらい、反応や感想をメモ帳に書き留めてください。これを自分が意図したリアクション(笑わせたい、カッコイイ、可愛いと思わせたい等)が返ってくるまで繰り返しましょう。読者の反応をコントロールする能力が求められます。人気マンガの好きなシーンを模写してみるのも勉強になります。

マンガ学科 新世代マンガコース

体験授業の内容

「SNS 向け短編マンガを描こう」
インターネットの普及により、ちょっとした合間にスマートフォンを開いてSNS に投稿されている短いマンガを読む、というマンガの読まれ方が一般化しました。そんなSNS に向けた、短編マンガを描くために必要な知識と技術をレクチャーします。その後でグループに分かれて与えられたキーワードからストーリーを発想するためのディスカッションを行い、その発想をもとに4ページのマンガ作品を制作します。授業の後半では課題を回収して教員が作品の講評をします。同じキーワードでも人によって捉える視点が違うということ、SNS で多くの人の心を捉えるには何が必要かを理解してもらうのがこの授業のねらいです。
 
● 取り組むこと
レクチャー、制作
 
時間割 10:00 集合
10:30 レクチャー
11:15 グループワーク
12:00 休憩(昼食)
13:00 制作①
14:30 休憩
14:40 制作②
16:20 休憩
16:30 講評
17:30 終了
試験に持参できる用具 筆記用具(鉛筆やシャープペンシル、消しゴム)、直定規(三角定規も可)、鉛筆削り(小型のもの、鉛筆使用者のみ)、メモを取るためのノート(事前に書いたスケッチ、メモ等は持ち込み不可)。
その他の用具?材料などは本学で用意します。

● 評価のポイント
? マンガの基本的な文法を理解しているか[基礎力]
? ストーリーが上手くまとめられているか[構成力]
? 情報を適切に伝えるための画力を持っているか[画力]
? 効果的なコマ割りで見せるべきところをしっかり見せられているか[演出力]
? 論理的思考力?協調性?自己表現力?積極性[グループワークでの評価]

先生からメッセージ

 どんな人を求めていますか?
自分の描いたマンガで多くの人を楽しませたい、驚かせたい、ゾクゾクさせたい、笑顔にしたい、深く考えてほしいなど、読者に届けたい思いがある人。時代に伴うメディアの変化にも柔軟に対応できるマンガの描き方を学びたい人。 
 
 いまから総合型選抜までにどんな準備をしたらいいですか?
あなたは読者ですが、作者を目指す立場でもあります。作者側の気持ちでたくさんの見開きマンガを読んで、分析してみましょう。
読んだら鉛筆でネームの模写をしてみてください。ページまるごと。できれば1話まるごと。大きいコマはなぜ大きいのか。なぜキャラクターは大きく描かれているのか、小さく描かれているのか。背景はどのコマに入っているのか。セリフは何文字か。いいなと思ったセリフは、なぜいいのか。全てのコマ、構図、セリフに、読者に物語を伝えるための工夫があります。どうして作者がそうしたのかを考えてみましょう。
構成の分析のための模写なので、絵は簡単でも構いません。 

マンガ学科 キャラクターデザインコース

体験授業の内容

「キャラクターデザインの意義を理解し、オリジナルキャラクターを描こう」
午前の部では、コース紹介レクチャー①を聞いた後、グループに分かれて、自分が今までやってきたことを同じグループのメンバーと担当教員に向けてお話ししてください。
午後の部では、「キャラクターデザインとは何か」をテーマとした教員によるレクチャーの後、与えられたテーマを元に絵を描く課題があります。テーマに従ってキャラクターはどういう風に活躍できるのかを考えて、下描き用紙で2?4枚のラフ案を描いてください。その後、ラフ案の中から1 点を選んで、A4 サイズ1枚のイラストをカラーで仕上げましょう。合わせて、今回の課題を説明する文章を原稿用紙に書いて、自分の考えをまとめましょう。
これらの体験授業を通じて、キャラクターデザインとは何だろうか?を考えながら、あなたが考えるキャラクターの可能性について考えましょう。
 
● 取り組むこと
レクチャー、グループディスカッション、制作
 
時間割 10:00 集合
10:30 コース紹介レクチャー①&演習説明
11:00 演習(グループディスカッション)
12:30 休憩(昼食)
13:30 レクチャー②
14:00 課題制作
17:30 終了
試験に持参できる用具 鉛筆、シャープペンシル、消しゴム(練り消しゴム含む)、鉛筆削り(小型のもの、鉛筆使用者のみ)、着彩用具(色鉛筆、水彩絵具、アクリル絵具、パステル、マーカー、筆、筆洗、パレット等)、カラーチャート、クリップボードの持参は不可。
その他の用具?材料などは本学で用意します。
その他に持参するもの  必須:作品2点(アナログ画材で制作した作品1点、デジタルツールで制作した作品1点(両方ともA4サイズ))
選択:デッサン、クロッキー、スケッチ、イラスト、アニメーション、立体物の写真など自身で作成したものなら何でも良い。(グループディスカッションでは、タブレットとスマートフォンの使用可能)
注意点:AI 作画によるものは禁止。持参する作品に使用するアナログ画材、デジタルツールともに自由。

● 評価のポイント
? 画力、発想力、ユニークな視点があるか
? さまざまなことに興味を持ってチャレンジしているか
? コースの教育目的「キャラクターの見た目と中身を両方デザインする」、「よく観察して楽しんで描く」、「常に新しいものを取り入れ、常識にとらわれない」を理解して実践したか

先生からメッセージ

 どんな人を求めていますか?
まずはキャラクターやイラストを制作し発表することに意欲的であること。そして、キャラクターデザインやイラストレーションが関係する社会のさまざまな分野に興味を持っていること。日々進化し続けているデジタルツールやIT技術に対してアンテナを伸ばして情報収集できること。

 いまから総合型選抜までにどんな準備をしたらいいですか?
エンターテインメントコンテンツを自らが楽しめることが大切です。自分自身が楽しんでいないと、人を楽しませることはできません。キャラクターやイラスト以外の分野にも興味持ち、リサーチするようにしましょう。たとえばファッションをジャンルごとに雑誌でチェックし、色調の変化やその歴史を調べるなどです。また、絵の練習ではモチーフを必ず「見て描く」「よく観察して描く」を徹底しましょう。これが上達への第一歩です。創造するうえで必要なアイデアを蓄えるために、「見て知る」ことがとても大切です。キャラクターを描く際には人体構造の知識も重要な要素です。人体の骨や筋肉について調べ、描く練習をしてください。キャラクター自体だけでなく、キャラクターが活躍する場面を描くための背景や小物の練習も必要です。

アニメーション学科 アニメーションコース

体験授業の内容

「アニメーション制作の基礎となる発想力を活かし、イメージをイラストにしよう」
最初に、「演技について」のレクチャーを受けてもらいます。次にそれをふまえて、アニメーション作品制作に必要な「発想力と表現力」に重点をおいた課題作成ワークショップを行います。与えられたテーマ(簡単な言葉)から自由に発想し、あなたのアイデアや世界観をイラストと文章(作文)として表現してもらいます。この課題制作では、皆さんがどれだけの発想力を持ち、それを絵や文章で表現できるかを評価します。制作した作品について、教員のアドバイスや、意見を聞いたりする機会もあります。自分自身がわくわくするようなイラストを描いてみましょう。また、ワークショップと並行して、グループ面接を行います。面接では、あなたの学ぶ意欲などについてお聞きします。
 
● 取り組むこと
レクチャー、制作、面接
 
時間割 10:00 集合
10:30 レクチャー「演技について」 
12:00 休憩(昼食)
13:00 ワークショップ「イメージ表現作成」&グループ面接
17:00 まとめ
17:30 終了
試験に持参できる用具 鉛筆、シャープペンシル、消しゴム(練り消しゴム含む)、鉛筆削り(小型のもの、鉛筆使用者のみ)、着彩用具(色鉛筆、水彩絵具、アクリル絵具、パステル、マーカー、筆、筆洗、パレットなど)、事前に作成した発想ノートやメモ類、色見本の持参は不可。
その他の用具?材料などは本学で用意します。

● 評価のポイント
? 独自の発想やアイデアをもとに、人をアッと言わせるような着想で課題制作に取り組んだか
? 積極的にワークショップ、面接に参加することができたか
? アニメーションの基礎となる発想力や表現力を深めることができたか

先生からメッセージ

 どんな人を求めていますか?
映像を通してメッセージを送りたい、絵を動かす喜びを味わいたい、アニメーション制作のために必要な技術を学びたい、という人向けです。アニメーション制作は実に多くの専門技術が関わっています。中でもアニメーターは、画力だけでなく演技力、演出力が求められます。将来2D、3D、クレイなどの映像を作る上で必要な「動き」や「カメラワーク」、「演出」などの基礎をしっかり学びましょう。
 
 いまから総合型選抜までにどんな準備をしたらいいですか?
アニメーション表現では2Dや3Dに限らず「絵心」や「芝居心」がとても重要です。普段からのデッサンの勉強はもちろんですが、まずは1週間に1本、映画や芝居を見ましょう。そして、好きな映画の冒頭15カットを模写してみてください。模写した時に気づいた工夫を取り入れて、今度は自分で簡単な作品(イラストなどでも可)を作りましょう。インプットとアウトプットの積み重ねが表現力の向上につながります。

人間環境デザインプログラム

体験授業の内容

「高齢者の居場所づくりと小学校の余裕教室の有効活用プロジェクト」
近年、少子化や高齢化が進むことによって地域コミュニティの基盤に変化が生じています。特に、少子化に伴い、全国各地域で小学校の統廃合が行われています。また、一部の地域では児童生徒数の減少により、小学校等の余裕教室の増加が見られます。しかし一方で、地域に増えている高齢者の居場所はほとんど作られていません。学校と地域コミュニティの関わりを再考し、地域の実情やニーズに応じて余裕教室をさまざまな用途で活用することが可能であると考えられます。
そこで地域の高齢者の居場所として、余裕教室活用や転用など、余裕教室の有効活用計画を立ててみたいと思います。小学校には窓の大きな一般教室や校庭、体育館、音楽室や理科室などさまざまな部屋や空間があります。このような小学校にあるさまざまな資源の一部を見直して、あなた自身のおじいさんやおばあさんのような身近な高齢者の居場所を考えてみましょう。合わせて、余裕教室をどのように活用すれば、地域の人々の暮らしが楽しく豊かになるのか、小学校建築と環境の特徴を活かしながら具体的なイメージを考案しましょう。
 
● 取り組むこと
レクチャー、考察、課題解決、計画提案、発表
 
時間割 12:30 集合
13:00 レクチャー
13:45 各自アイデアの意見交換
14:15 各自計画案の具体的な作成作業
16:00 各自計画案の発表と意見交換
17:00 まとめと振り返り
17:30 終了
試験に持参できる用具 筆記用具(鉛筆やシャープペンシル、消しゴム)、鉛筆削り(小型のもの、鉛筆使用者のみ)。
その他の用具?材料などは本学で用意します。

● 評価のポイント
? 意欲的に取り組むことができたか
? 新しい計画やデザインを提案することができたか
? 自分の提案内容をわかりやすく伝えることができたか
? 他者の意見や提案を理解しようとする姿勢を持っていたか
 どんな人を求めていますか?
身のまわりの事物に興味を持つ観察力があり、さまざまな次元での環境に働きかけ、社会課題に取り組みながら、人々のより豊かな生活空間を考える人を求めます。
 
 いまから総合型選抜までにどんな準備をしたらいいですか?
人間環境デザインプログラムでは観察力をとても大切にしています。日常生活の中、身の回りにあるコト、モノをじっくり観察してみてください。何か具体的な事例に取り組みたい人は、自分の住む地域の古民家を観察してみても良いと思います。観察する時にはスケッチやメモなど記録をとることをお勧めします。記録を取ると見え方が変わってくると思います。

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