山田陽菜さん
メディア表現学科 3年生。小学生のころから音楽に触れ、音楽に関わる仕事がしたいと188体育へ入学。
最初の授業で驚いたのは、
自分が楽器になったこと
小学生のころから楽器を演奏するのが好きで音楽専攻を選んだのですが、この授業では楽器を一切使わなくて。手や足でリズムを打ったり歌ったりと、まさに自分が楽器となって音を奏でながら、音程やリズム感覚などを身につけました。正直、身体ひとつでここまで音楽を楽しめるなんて思わなくて、音楽の楽しさを実感したとともに、作曲など応用に進む前のこのタイミングで基礎を固められたのは重要だったなと感じています。
楽譜の読み書きを通じて、音程感覚、調性感覚、リズム感覚などの音楽の基礎能力を養う訓練「ソルフェージュ」に取り組む授業。リズム打ち、視唱、聴音、3つのトレーニングから正しい音感を身につけることを目指す。
[科目名:基礎演習1音楽(ソルフェージュ)/2年次]
ヘピニキ、スルド…サンバの楽器で学んだ音楽の本質
リズム合奏という授業で用意されたのが、へピニキ、スルドというブラジルの謎の打楽器。しかも楽器はなんと先生の手作りで。最初は慣れない異国の楽器に戸惑いながらも、指揮者が指示するいくつかのリズムのパターンを叩いて合奏しました。するとみんなでリズムを合わせていくうちに、自然と一体感が生まれたんです。それまで音楽って技術がいるものだとばかり思っていましたが、心と心が打ち解けることがこんなにも大切なんだということを体感しました。
打楽器の合奏を通じて、リズムアンサンブルの構築とオーケストレーションへの昇華を学ぶ授業。アフリカやブラジルの打楽器に触れ、打楽器アンサンブルを通して演奏の楽しみを体感する。
[科目名:応用演習1音楽(リズム合奏)/2年次]
音楽一筋だった私がマーケティングを勉強するなんて
はじめてマーケティングを勉強したのが、メディア分析という授業。ずっと音楽一筋だったので、マーケティングと聞くとはじめはすごく遠い話のように感じていました。でも授業を受けるうちに、音楽もこういうふうに戦略を立てたらもっと多くの人に届けることができるのではないかと、自分の好きな音楽と学んだ内容が結びついた瞬間があって。売るための仕組みやしかけっておもしろい!と思った最初の経験で、大きな転換点となりました。
ネットワークを通じたビジネスの特徴について、マーケティングの基本理論とデジタル?マーケティングの両面から理解し、自ら立案できるようになることを目指す授業。
[科目名:メディア分析/2年次]
自己も分析することで
自らの武器を手に入れた
就職活動にも直結して生かすことができたのが、コンテンツビジネスの授業でおこなった自己分析。私自身、就職活動にあたって自己PRの方法が分からず悩んでいたんです。この通称「自分マーケティング」ではまず、SWOT分析という手法を用いて自分の強みや弱み、周りの状況を洗い出したうえで、どこを打ち出していくべきかを考えるのですが、改めて自分を客観視することができ、今後も武器となる強みを見つけることができました。
より優れたメディア表現を実現するために必要なマーケティングを学ぶ授業。マーケティングの基礎から、立案、プレゼンテーションなどを実践的に取り組む。
[科目名:コンテンツビジネス1 マーケティング/2年次]
音楽×マーケティングで作品を届ける人に
小学生のころから音楽を続けてきた私が、大学で学ぶなかで一番興味をもったのは、意外にもマーケティングでした。今まで曲を作ったり演奏したりすることだけが音楽だと思っていましたが、どんな音楽でもそれを市場に届ける役割が重要で。自分に足りていなかったのはこの視点だったんだと気がついたんです。そこから、大好きな音楽を広く届ける人になりたいと思うようになりました。音楽とマーケティングを並行して学べたからこそ得られた視点だと感じています。
188体育の
その他の学び
ゲームエンジン「Unity」でつくるオリジナルゲーム
代表的なゲーム開発プラットフォームである「Unity」を学び、歩行やカメラコントロール、地形作成などに取り組む。ゲームの基本構造を理解し、プレイヤーがゲーム世界を思いきり楽しめるさまざまな仕組みを学ぶ。実際にゲーム作品を制作し、プレイ後には講評をおこなう。
[科目名:基礎演習 イメージ(ゲーム表現)]
デジタルファブリケーションでものづくり
レーザー加工機?3Dプリンタなどの最先端のデジタル工作機器の扱い方を学ぶ。2D?3D系ソフトでのデータ作成方法、加工素材の特性を理解し、実際に機器を活用して制作をおこなう。
[科目名:応用演習イメージ(ファブリケーション)]
京都の実例に探る、サーキュラーエコノミー
さまざまなものが廃棄されている現代、経済や環境?社会において廃棄を出さずに活用する社会の実現が求められている。このようなサーキュラーエコノミー(循環経済)の実践を京都市内でフィールドリサーチし、廃棄物を資源として活用する仕組みを考える。
[科目名:応用演習 共通(ソーシャルマーケティング)]
電子デバイスや新素材を使った、新しい「遊び」
電子工作を行い、音を鳴らす、ものを動かすなどのプログラムを学びながら、「自らの表現」について考える。実際に作品を制作することでこれまでのツールの使い方をとらえ直し、新しい活用方法としての「遊び」の可能性を探る。
[科目名:特別演習 イメージ(プロトタイピング)]