最先端を理解し、対応できるプロフェッショナルを養成。
デザイン専攻と建築専攻からなるデザイン研究科は、文化や社会に深い造詣をもったデザイナー、建築家、デザイン理論研究者を育成します。社会や産業の現場と交流しながら実践的に学べるプログラムを豊富に用意しており、メディアやツールの進化にも柔軟に対応し、新しい提案を行えるプロフェッショナルを養成します。取得できる学位:
修士(芸術)
デザイン研究科 修士課程
領域:ビジュアルデザイン、プロダクトデザイン、デザイン理論、建築
新たな創造を切り拓く、思想?感性?革新的技術力を養成。
いま、デザインや建築に求められる課題は、新しい世界の在り方を考える概念の創造や、サスティナブルな視点をもち、感性豊かにそれらを可視化する技術力の育成です。
これらの課題に対し、文化への造詣を深め、さまざまな角度から深く追究するデザイナー?研究者の集う場所、それがデザイン研究科です。
4つの領域でデザイン、建築を追究
デザイン研究科はビジュアルデザイン、プロダクトデザイン、デザイン理論、建築の4つの領域で構成。ビジュアルデザイン領域では、視覚情報の新たな表現や進化するさまざまなメディアを駆使したコミュニケーションデザインの研究を行います。プロダクトデザイン領域では環境?サスティナブル?技術?産業を文化?感性に裏付けされた視点で捉え、ヒト?モノ?コトを軸に新たな生活システムのあり方を探求します。デザイン理論領域では、デザインと社会のつながりを哲学的に捉えることを基軸とし、その思想を追究します。建築専攻では人間の身体と意識が関わるあらゆる空間を建築と捉え、何を表現し提供すべきかの命題に取り組みます。一級建築士の免許登録に必要な実務経験(最大2年)の認定取得も可能です。
京都でデザインを思索する
制作研究や理論研究のテーマ確立に重点を置くと同時に、制作系?理論系を横断する科目を設置。相互の交流と連携を推進しています。また、公開プレゼンテーションや中間報告会を通して、広範囲な視点から研究テーマの妥当性や方向性について検証?評価を行います。学外での展示会で、個々の研究成果を発表する機会も用意。デザイン研究科では、伝統と革新性が同居する京都という地でデザインを思索し、世界に発信していきます。
産学連携を重視した実践的な研究
デザイン研究科のプログラムは、社会や産業の現場と交流しながら、実践を通して展開されることが多くあります。新素材を扱うメーカーへの商品提案。和紙や瓦、組み木といった伝統工芸?地場産業とのコラボレーション。教員が実際に手がける建築物や都市空間の設計アシスタント。プロの仕事に学び参画する経験を通じて、発想力や企画力を鍛え、デザインに結実させていく技術と表現力を身につけます。
科目担当者について
4研究科を横断して履修することのできる「共通基盤科目」と「専門特講科目」では、専門領域や社会の一線で活躍する方々を講師に迎え、より実践的な教育?研究環境を提供します。各研究科の「専門研究科目」では経験豊かな研究指導教員により、個々の研究テーマに沿って徹底した指導を行います。
研究テーマ例
● 伝統と芸術の融合?最新の加工技術を使ったスチールバイクの研究
● 伝統文化を未来に残していくためにデザインでできること—「郷土玩具」をモチーフに—
● 次世代の都市型立体農場 —都市空間における新たな建築類型の研究—
● ミャンマーにおける仏教僧院の保存と再生
● 中国古書よりデザインするタイポグラフィの可能性
● 中国古書よりデザインするタイポグラフィの可能性
● 夫婦が協力する育児向けのサポートアプリ
● セカンドキャリアを考える 滞在型観光から繋がる移住プランの考案
● 空間の静謐性と生命力に関する研究
● Light, Philosophy and Storytelling, The Fundamental Elements for Architectural Planning and Design and Design of Religious Buildings
● 自然資源を利用した省エネルギー集合住宅に関する研究
大学院入試情報
大学院デザイン研究科 募集要項については大学院入試情報をご確認ください。