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陶芸専攻在学生による展覧会の講評が雑誌「アートコレクターズ6月号」に掲載

2021年3月に芸術学部陶芸専攻3~4年生(当時)が開催したグループ展「RESPONSE-レスポンス-」に対する評が、雑誌「アートコレクターズ6月号(生活の友社)」に掲載されました。
本展覧会は、定窯?磁州窯?板谷波山?北大路魯山人?岡部嶺男ら著名な陶芸作家の作品5点を美術商より借り出し、学生たちがリサーチや直に触れるなどして作品理解に努め、その体験を通じて得たインスピレーションを、言葉と作品で応答したものです。会場では美術商からの提供品である5点の作品と、学生作品が共演しました。

本展の講評文を書いてくださったのは、アフリカ現代美術、地域研究を専門とする研究者の中村融子氏です。中村氏は、「美術の脱植民地化」を切り口に、陶芸のもつローカルな文化や感性を、新たな角度から「美術の世界史」のなかに取りいれることができないかを研究されています。
「アートコレクターズ6月号」に掲載された講評では、中村氏の研究と関連付けながら、出展作品の制作背景や技法を丁寧にたどり、「陶芸の一体性を現代の語彙で取り戻すこと、歴史を受け継ぎ作品に新しく時間を流すこと。この現代的な課題に取り組んだ」として評価をいただきました。本評は2ページに渡り、展覧会とこれからの美術、陶芸のありかたについて詳細に考察されています。
ぜひお読みください。

掲載誌:アートコレクターズ 2021年6月号
出版社:生活の友社
発行日:2021年5月25日

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