マンガ学部ストーリーマンガコース卒業生のLiisaさんによる作品プラン「Liminal space」が、マネックスグループ株式会社が主催する「第16回 ART IN THE OFFICE 2023」プログラムにて受賞作品に選出されました。おめでとうございます!
このプログラムは、現代アートの分野で未開拓の表現を追求し、社会の様々な問題を提起する新進気鋭のアーティストを支援することを目的に、2008年より継続して実施されている公募展で、受賞作品はマネックスグループ本社?会議室の壁面にて約1年間展示されることとなります。第16回目となる今回は、全国から134点の作品案が集まり、アート界やビジネス界の第一線で活躍する5名による審査のもとに受賞作品が選ばれました。
コミュニケーションが必須である会議室において、言語に頼らない表現方法で多様な解釈と新たな物語の提示している点が高く評価されたLiisaさん。今後、審査員と制作方法やリサーチの展開などをメンタリングしたのち、展示場となる会議室にて約2週間かけて制作に取り掛かります。9月頃には、関連イベントも予定されています。
Liisaさんの、今後のさらなる活躍にご期待ください。
Liisaさんの、今後のさらなる活躍にご期待ください。
作品コンセプトおよびコメント:作品「Liminal space」
Liisaさん(マンガ学部ストーリーマンガコース 卒業)
私は、マンガの手法を使って、言語から解放された物語を経験してもらえるような作品を目指しています。マンガは何によってマンガたりえるのか。セリフや擬音が奪われた表現や物語は、マンガの存在意義を問うことになります。それが私の制作の原動力です。
私は、マンガの手法を使って、言語から解放された物語を経験してもらえるような作品を目指しています。マンガは何によってマンガたりえるのか。セリフや擬音が奪われた表現や物語は、マンガの存在意義を問うことになります。それが私の制作の原動力です。
今回は、扉が閉まった状態で外側から見た会議室の風景と、会議室の中からみた風景とその壁に展開される絵が相互に呼応して、ひとつの風景を生みだすような効果にチャレンジします。「Liminal space」とは、現実空間に生じる奇妙な異界です。見覚えがないのに、確かに来たと感じる場所、「懐かしさ」と「未知」の間に位置する空間、ほんのわずかなその裂け目=ズレを、物語のワンシーンとして鑑賞者に提示します。会議室はコミュニケーションが活性化するところです。その空間が、行き交う人々をゆるやかに結び、空想と現実をつなぐような「間=あわい」、あるいは、社員のみなさまや来訪者の方々が新しい物語を経験する場となるよう願っています。
● 公式サイトでは、審査員からのコメントが掲載されています。こちらもあわせてご覧ください。
● 公式サイトでは、審査員からのコメントが掲載されています。こちらもあわせてご覧ください。
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