大学院芸術研究科洋画分野修了生で、美術家として活躍する金沢寿美さんをお招きした特別講演会「金沢寿美:消して、みる」を開催します。
この講演会は、芸術研究科の主催のもと、本学キャンパスのギャラリーTerra-Sで開催中の京都精華大学55周年記念展「FATHOM—塩田千春、金沢寿美、ソー?ソウエン」の関連イベントとして、記念展参加アーティストで同研究科修了生の金沢寿美さんを講演者にお招きして実施する特別講演会です。聞き手として、同研究科の教員 小松敏宏が登壇。金沢さんのアイデンティティや制作活動について講演いただきます。
日本と韓国の企画展やレジデンスプログラムで多数の作品を発表するなど、国内外で活躍する金沢さんのお話が学内で聞ける、またとない機会です。ぜひご参加ください。
本講演会は、学外者の方の参加に限り、事前のお申し込みが必要です。詳細は公式サイトよりご確認ください。
芸術研究科特別講演会「金沢寿美:消して、みる」
プロフィール
講演者:金沢寿美
1979年兵庫県生まれ。2005年京都精華大学大学院芸術研究科修士課程修了。東京都在住。
これまで日本と韓国の企画展やレジデンスプログラムで作品を多数発表。2013?2014年には北朝鮮に最も近い島で知られるペンニョン島に滞在し、実際の鉄条網を使ったプロジェクト作品を発表する。作品は「個と集団」をテーマに、その両者を行き来するようにして生まれる“間にある世界”を壮大なインスタレーションによって表現している。近年は新聞紙の一部を残して鉛筆で塗りつぶしたものをつなぎ合わせたインスタレーションに取り組む。
近年の主な展覧会に、「Erase and See」(2023、大和日英基金 大和ジャパンハウス/イギリス)、「地球がまわる音を聴く:パンデミック以降のウェルビーイング」(2022、森美術館/東京)、「新聞紙のドローイング」(2021、公益財団法人現代芸術振興財団/東京)、「Beyond The Sun」(2019、仁川アートプラットフォーム/韓国)、「消して、みる。」(2018、遊工房アートスペース/東京)など。
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