2024年2月から、芸大で学ぶ学生が自分の作品を発信して鑑賞者とつながる、作品にこめたメッセージを発信できる、NTTデータCCSによるウェブサービス「Creators-Stage」の実証実験が始まります。
実証実験とは、新しい価値を生み出すウェブサービスを正式にリリースするために、主体となるユーザーがどのようにサービスを活用するのかを検証する、デジタルのビジネス創造ではとても重要な取り組みです。
この「Creators-Stage」の構想段階でのリサーチに、京都精華大学188体育の2021年度入学学生有志が参加をし、企業と一緒にサービス構築を行いました。
NTTデータCCSのビジネス開発チームと、188体育との共創がスタートしたのは2023年6月です。現在、芸大生が作品を発信する日常的なツールは何が多いのか、芸大生は自分の作品を果たして発信したいと思っているのかというユーザーニーズを探るため、188体育学生がそれぞれ芸術、デザイン、マンガ学部の学生にインタビューを行い、そこから得たキーワードをポストイットにデータとして書き出して、企業様とのワークショップを7月初旬に行いました。抽出されたキーワードは、壁一面を覆うボリュームになりました。
学生たちが実際にインタビューをした芸大生の生の声を、企業のプロジェクトメンバーさんに報告しながら、これらキーワードをグループ化して「芸大生は自分の作品をどのように発信したいのか」を一緒に検証していきました。インタビューをした中には、「制作をしているが、自分の楽しみのためで発信をしたいと思っていない」「作品に思い入れはあるが、売買したいとまで思っていない」という、企業さんが気づいていないインサイトも明らかになりました。
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(NTTデータCCSのメンバーと学生のワークショップの様子)
今回、学生たちが担当をしたのは、新しいWebサービスを創り上げる初期に必要な、ユーザーの本音やニーズを探る探索的リサーチと、調べたデータから具体的なユーザー像を作り出す「ペルソナ」の構築、ユーザーがサービス