
磯辺 ゆかり
- 専門分野
- 応用言語学 / 言語習得理論
GLOBAL STUDIES
取得できる学位
学士(文化)
取得できる資格
高等学校教諭一種免許状(公民)、中学校教諭一種免許状(社会)、図書館司書、博物館学芸員
学びのキーワード
文化人類学、国際関係学、国際文化学、語学(英語)、語学(英語以外外国語)、海外留学、ダイバーシティ、観光、多文化共生、異文化理解、民俗学、エスノグラフィー、ソーシャルビジネス、フィールドワーク
FIRST
まだ専攻に所属しない1年次。コミュニケーションを目的とした英語力の強化と、多様な国?地域の文化や歴史についてさまざまな知識を深めると同時に、海外での短期フィールドワークを行います。
現地で異文化に出会い、経験した驚きや感動をもとに、2年次以降の準備を進めます。
SECOND
専攻に分かれ、ゼミにも所属してディスカッションなども交えながら自分の研究テーマを具体化します。加えて、インタビューや記録、発信など学外のフィールドで調査を行う力を身につけていきます。
[ 3つの専攻 ]
グローバル関係専攻
グローバル共生社会専攻
アフリカ?アジア文化専攻
THIRD
海外で最長6カ月間の現地調査に取り組みます。帰国後は、現地で集めた情報を整理し活動報告を行います。研究テーマは差別や環境汚染などの国際的な問題のほか、食文化やファッションといった身近な視点からも自由に設定できます。
FOURTH
3年次までに深めた知識と得てきた経験をもとに、自分の研究してきたテーマを他者に伝わるように論理的に構成し、卒業論文として発表します。
グローバル関係専攻
グローバル化が進み、国境の意味が曖昧になる現代は、改めて世界の枠組みを見つめなおす必要性が高まっています。グローバル関係専攻では、国や地域の枠組みではなく、地球規模で社会や文化、経済の動きを理解し、グローバルな課題に対して行動し取り組める力を持つ人を育てます。
グローバル共生社会専攻
環境問題や経済問題など、地球規模で影響を与え合う問題の解決には、異なる文化的背景を持つ人びとが力を合わせる必要があります。グローバル共生社会専攻では、人種、国籍、性別、経済を超えて、同じ目標や問題意識を持つ人びとが連帯できる可能性を追求し、多様性のある共生社会をめざします。
アフリカ?アジア文化専攻
約78億人の世界人口のうち、約7割が暮らしているアフリカ?アジア地域。アフリカ?アジア文化専攻では、今後存在感がより増していくことが予想される、これらの地域の文化や社会を研究します。異文化との交流を通して視野を広げ、社会を変える行動力を身につけていきます。
事前学習?計画
海外経験豊富な教員から学ぶ「グローバルゼミ」などで知識を深め関心のあるテーマを探り、「フィールドワーク方法論」などで、必要な基本言語や調査手法を修得し、計画を立てる。
現地研修(語学学習?フィールド調査)
拠点となる海外大学等で現地の言語を学びながら、自分で決めたテーマの調査を行う。現地でのインタビューや資料館?博物館等での情報収集、テーマに関連する場所への訪問?調査などを通じて、言語や文化的背景が異なる人びととのコミュニケーション力を身につける。滞在時もフィールドワークの経験豊富な教員が定期的にサポートを行い、現地での状況を踏まえながら柔軟に指導し、研究テーマを深めていく。
報告
現地で集めた情報を整理し、報告発表会やパネル展などの形式で活動を報告する。研究テーマに沿って内容を論理的にまとめ、他者に伝える経験を積み、卒業研究の準備を整えていく。
地域 | 滞在費 | 滞在先 |
---|---|---|
アジア | 20~60万円 | 韓国…大邱大学 [韓国語] 台湾…東呉大学[台湾華語(中国語)] フィリピン…GLC(GLOBAL LANGUAGE CEBU) [英語] タイ…パヤップ大学[タイ語] |
アフリカ | 50~60万円 | セネガル…国立ダカール大学 [フランス語] |
中東 | 40~50万円 | トルコ…イブン?ハルドゥーン大学 [トルコ語] |
大洋州 | 60~70万円 | ニュージーランド…オークランド大学 [英語] |
欧州 | 50~120万円 | フランス…西カトリック大学 [フランス語] スペイン…グラナダ大学現代言語研究センター [スペイン語] |
北米?中米 | 60~150万円 | カナダ…ブリティッシュ?コロンビア大学 [英語] アメリカ…カリフォルニア大学デービス校 [英語] |
ニュージーランドでマオリの衣装を研究
ニュージーランドの先住民族マオリの衣装を研究します。現地で資料収集やインタビューなどを行い、テキスタイルデザインや制作技法について理解を深めます。
セネガルで宗教組織の環境問題への取組を研究
セネガル北部で砂漠化対処に取り組む複数の宗教団体を調査します。提携校でフランス語、ウォロフ語を学びながら、宗教と環境問題の関係性を探ります。
ベトナムで孤児と孤児院の現状を調査
ベトナムの孤児院でボランティアを行いながら調査を実施します。子どもたちの笑顔の背景にある家庭環境や国の経済成長について考察します。
台湾でルカイ族を研究
拠点校にて中国語を学びながら、台湾原住民のルカイ族について調査します。日本統治時代を経験した古老から当時の状況や日本について聞き取り調査を行います。
グローバルゼミ
約20人の少人数クラスで、情報検索や現地調査、意見交換などといった基礎的な研究方法を学びます。これが2年次からの専攻に分かれた学びを理解するためのスタートとなります。
国際文化史
いくつかの地域の文化交流史をひもとき、文化交流の変化やその固定化の経緯をたどります。そのなかで歴史学的な分析方法を習得し、文化を歴史的な観点から理解することの重要性について学びます。
フィールドワーク方法論
3年次の海外長期フィールドワークへの準備として、現地の担当者らとWeb会議などをおこなって目標や計画を作成。ヒアリング調査や文献を読むことなどを通じ、必要な基本言語や現地の慣習の理解、調査手法を修得します。
グローバル?ビジネス論
国をまたいで経済活動を行うグローバルビジネスの歴史的変遷を学び、多国籍企業の戦略や考え方、求められる能力などを理解。また、現代社会が直面する社会問題とそれに対応する新しいグローバルビジネスのトレンドを学びます。
経験を武器にグローバル社会で活躍する
グローバル化が進む現代では、商社や貿易、観光業から、教育、NGO?NPOなどまで、グローバルな視点での問題発見?解決能力や海外と日本をつなぐ人が求められています。さらに、企業では利益の追求だけではなく社会貢献が新たなキーワードとなっており、ソーシャルビジネスやソーシャルデザインの分野での活躍も期待できます。
● 国際展開する企業(商社、メーカー、外資系企業)
● 国内外の文化を広く伝える企業(イベント企画、旅行?観光)
● ジャーナリスト、出版?広告?マスコミ業界
● 教育関連(中学校?高校教員)
● NGO?NPO?ソーシャルビジネス関連企業
● 研究者 など
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