本展覧会は、188体育感染症の影響で交流や作品発表の機会を十分に得られなかった学生たちに、展覧会を開催する場を提供することを目的に、アーティスト有志が2022年に立ち上げたプロジェクト「Youth to Use!」の一環として企画されました。
本展では、洋画専攻の教員 安喜万佐子が指導するゼミ生8名が、これまでの研究成果を発表します。ぜひ足をお運びいただきご覧ください。
展覧会コンセプト
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日程
2025年10月31日(金)~11月4日(火)
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時間
12:00~19:00(最終日16:00まで)
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会場
〒606-8336 京都府京都市左京区岡崎北御所町51-8 TMビル2F?3F -
出演?出展者
[芸術学部洋画専攻4年]
荒井鈴奈、沖本百恵、坂口静香、揣 明陽、新谷嘉子、蘇 若晗、中井 龍之介、李 欣雨
指導教員:安喜万佐子(芸術学部洋画専攻 教員) -
予約
不要
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料金
無料
出展者プロフィール
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荒井 鈴奈|ARAI Rinna
略歴:2003年 兵庫県出身
糸を紡ぐ。記憶を紡ぐ。
一歩の糸は、編むことで、平面にも立体にもなる。
そこに絵を描く。
糸は解くこともできる。糸に描かれた像をほどき再構成することで、記憶の曖昧さや再生を表現する。
紡がれた糸の色が記憶を呼び覚ますきっかけとなる。 -
沖本 百萌|OKIMOTO Momoe
略歴:2003年 愛媛県出身
日常の中にあるモノや技術で作品を制作する。美術とは区別されがちな手芸に着目し、継いだ布をキャンバスにして絵を描く。
アートと生活の間に生まれる、枠組みにとらわれない作品を目指している。 -
坂口 静香|SAKAGUCHI Shizuka
略歴:2003年 兵庫県出身
ある日ふと山へ向かい、土と出会う。
自ら採取した土を顔料や支持体へと変化させ作品に用いる。
痕跡に興味を持ち試行する「痕」シリーズ、日々の些細なこと、手と土が戯れるよう描かれるフレスコ画など、様々な手法での表現を試みる。 -
揣 明陽|CHUAI Mingyang
略歴:2002年 中国北京出身
大胆な筆跡と鮮やかな色調によって、言葉では表しきれない一瞬や感情を捉えようと絵を描く。
作品は、作家と世界との対話であり、心の表現でもあると考え、その対話を通じて自らの世界を色彩で形にすることを試みている。 -
新谷 嘉子|SHINTANI Kanako
略歴:2003年 兵庫県出身
コピー用紙を繰り返し湾曲させ、その一部を撮影し、さらに印刷することで新たな被写体を生み出す。
行為と紙が重なることで現れる像は色に還元され、湾曲もまた情報へと変換される。身近な日用品であるコピー用紙が、断片やずれを通して新しい視覚言語を立ち上げていく。 -
蘇 若晗|SU Ruohan
略歴:2001年 中国厦門出身
「夢」と「記憶」をテーマに、柔らかな色彩と温かみのある質感を織り交ぜた優しい世界を描き出す。
一針一針刺して制作する羊毛フェルト作品を通じて、情報があふれる現代社会の中に、心が安らぐ場所を提供したいと考えている。 -
中井 龍之介|NAKAI Ryunosuke
略歴:2003年 大阪府出身
広大な森林を歩き、キャンバスと共に身を置くことで、うつろう時間そのものを描き出そうとしている。
生き物や枝、そして風が生み出す音の中で、私たちを遥かに超える自然の存在を確認する。 -
李 欣雨|LI Xinyu
略歴:2000年 中国内モンゴル出身
民族衣装や伝統文化など、文化や物語、花言葉といった背景にある”見えない”美しさに着目する。
油彩、テンペラ、岩絵具や天然顔料など、質感の違いによって画面に深みや温度を与える。
精密な描写と繊細な色使いを通して、自身なりの世界を静かに描き出している。
指導教員
安喜万佐子(美術家/芸術学部 洋画専攻教員/大学院 芸術研究科教員)
お問い合わせ先 CONTACT
京都精華大学 広報グループ
〒606-8588 京都市左京区岩倉木野町137
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